国税庁、2割特例用の消費税

消費税法とインボイス

国税庁は、免税事業者がインボイス登録して課税事業者となつた場合の２割特例の確定申告の手引きを公表した。適用上の留意点や記載例を挙げています

　　消費税を初めて申告する事業者向けに説明するが、注目したいとされているのは、2割特例を適用できる

　事業者の範囲や簡易課税との関係、さらには２割特例よりも有利となるケースを挙げています。

　(2割特例の選択誤りは税賠へ）
　
　２割特例は、課税売上げに係る消費税額に80%を掛けて、課税売上げに係る消費税額から控除する消費税額を

　計算するので、同特例を適用する場合には課税売上げについて8%と10%に区分して集計する点に注意したい
　
　ところだといっています。
　
　　2割特例を適用して消費税の申告を行った場合には、申告について修正申告や更正の請求により、2割特例を適

　用しないこととするとはできない。

　　2割特例を適用せずに消費税の申告を行った場合には、その後、その適用する）ことはできない。

　申告について修正申告や更正の請求により、2割特例を適用しないこととする（又は適用　する）ことはできな

　い。

　　2割特例の選択は消費税の申告時（事前届け出不要）にできるこ　とから、当然ともいえる。